【主人公　（男）】
　「知ってしまった友人の秘密。開けてしまった開かずの扉。
　　全てが僕を少しずつ狂わせていく。どこから道を外したのか、
　　どこから迷ってしまったのか、もう今では僕には分からない。
　　狂ったものはそのまま、狂い続けるしかないのだろうか･･････？
　　次回、「反逆者とナイフ」『暗闇の少女』」

【ヒロイン】
　「季節外れの雪が降った昨日、私は不思議な夢を見た。
　　あの人が、公園で人を次々と殺している夢。
　　そんなのありえないって分かってるけど、心のどこかで・・・・
　　その夢を肯定してる私がいる･･････････。
　　愛している人を疑う私こそ、人間失格そのものなのよ･･････。
　　次回、『反逆者とナイフ」『夢のまた夢』」

【主人公と対になるもの（男）】
　「友人のためにあれだけ頑張るとは、たいしたものだね。
　　･･････でも、君の友人はもう君の友人じゃないんだ････。
　心の底から体の先まで、全て僕が作り直したんだから････。
　まぁ精々友人との再会を楽しみなよ。
　あと少しで君は友人に殺されて死ぬんだから。
　次回、「反逆者とナイフ」『深層心理』
　･･･････僕の大革命･････ちゃんと目に刻むんだよ？」

【ヒロインと対になるもの（女）】
　「愛することは美しいことね･･･････。
　でも、どうせそれもいつか散るんだから。
　永遠の命も永遠の愛も存在しないのよ。
　この世界に永遠なんてありえないんだから。
　それを私が･･･････直々にアンタに教えてあげるわ。
　次回、「反逆者とナイフ」『嘘と偽りと嘘』
　･････････････永遠なんて信じちゃ駄目よ？」

≪漫才じゃねぇ（男）≫
「････････あ、もしもし。俺だけど。････････････オレオレ詐欺言うな！！
　声で分かってんだろ！？･･･････････違ぇ！てめぇふざけんのは大概にしろ！
　俺っつったら俺しかいねぇだろうが！！！
　･････････････････ッな！？････････････もういい！切る！」

≪知らないよ（女）≫
「･････あれぇ？電話だ。（電話取り出し通話）･･･････もしもしぃ？
　あ、みー君！！お久しぶりなんだね～！
　･･････････え？私はこの通り元気なんだよ！
　････････････うん、･････うん･･･････え？
　私？･･･････ううん。何にも知らないよぉ？
　･･････違うもん！だってあれはユッキーに渡したから･･･････。
　うん、うん･･････････。確認してみてよ。････うん、じゃね！」

≪通話料（男）≫
「････････もしもし？･････あぁ、おはよう。
　朝早くから悪かったね。････････････････そうだね、物分りのいい奴でよかった。
　早速本題なんだけど――･･････････ッえ？早いって？
　いや、でも･････････早く話は済ませたいからね。
　･･････････････････ウザイ言うな！こっちにはこっちの理由があるんだよ！
　･････････････そうだよ･･･････通話料だよ･･･････････。
　だから早く話させてくれ！･･･････うん、実に物分りのいい奴だな･････。
　それでだがな――――」